通水としつらえ preparation of opening:8/17

8月17日(火)、水を流し、内外をしつらえる。

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竹の水路を設置する。半割りにした6mの竹2本をつなぐ。
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疏水の水を内部に引き込み、空間を貫通させて、また疏水に戻す。
この流水の作法は、南禅寺界隈の別荘庭園群で七代目植治が展開しているやり方を援用したものである。
赤い水桶は、鋼管を溶断してさび止め塗料を塗ったもので、松井紫朗さん(京都芸大彫刻専攻准教授)に用意してもらった。
桶は、平安神宮からもらいうけてきた自然石のうえに置いた。

アクアカフェのオープン中、水はたえず疏水から引き込まれ、カフェの中を流れ、音を立てて水桶に落ち、美術館の床を濡らし、排水溝を通ってまた疏水に還っていく。

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床には、メンテナンス上、養生シートを敷いたままだったので、上にバラスを敷き詰めた。バラスの量は25kg袋を24個。残念ながら購入せざるを得なかった。
中心には厚さ12mmの楕円のガラステーブル(120x80cm)を置き、長谷川直人さんからお借りした6つの丸イスをまわりに配した。6はちょうど円窓と同じ数。
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周囲には、土をフルイにかけたときに出た石を集めて敷いた。通常なら、これらは土壁の材料にならないから廃材になる。だが、きれいに分ければ装飾材になる。土からはじつにさまざまなものが取り出せる。
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取り出した石を洗っていると、寛永通宝がひとつ出てきて、スタッフ一同騒然となった。江戸時代の土であることは明白な事実だったが、証拠まで出てきたのだ。
この江戸期の通貨は、土と水を資本主義市場の外に求めたこのプロジェクトにふさわしいオブジェとして、中心にぶらさげられることになった。


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アクアカフェの5日間 5 days of @KCUA-Cafe
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by akCUA-Cafe | 2010-09-05 10:00 | 制作プロセス process


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