琵琶湖疏水:疏水フィールドワーク(2)

毎年1月から3月まで、琵琶湖第一疏水は、水路のしゅん渫・維持補修のため、停水する。
今年は、2010年1月6日(水)から3月17日(水)まで。
水がひけば、疏水の物理的な躯体が把握しやすくなる。また水の流れの急激な変化から得ることも多いだろう。
そこで、この時期、生存のエシックス・プロジェクトチーム全体による湖疏水フィールドワークと撮影を3回行った。疏水事務所の特別のはからいである。
この疏水フィールドワークは、それぞれで進行していたプロジェクトチームのメンバーが集まり、からだを動かしながらアイデアの発見と共有を行う機会ともなった。

第1回フィールドワークと撮影:1月6日(水)・8日(金) 停水

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大津取水口と第一トンネル手前の配備。
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撮影場所は、動物園に接した南禅寺舟溜り、蹴上の関電発電所と第三トンネル出口、四ノ宮付近、大津の第一疏水取水口。
減水は予想以上にゆっくりだった。


第2回フィールドワークと撮影:2月19日(金) 第一トンネルと第一竪坑

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プロジェクトチームのメンバーと、水の引いた第一トンネルのなかに入る。
河床はRがついていて、水が20cmほどある。

三井寺の脇から山科の藤尾まで、第一トンネルは長さ2436m。
着工は、明治18年(1885)。煉瓦積みの原型が残っていれば、まちがいなく重文級の文化財だが、残念ながらコンクリートで全面補修されている。

2003年の新開地アートブックプロジェクトのときに出会った湊川隧道は、明治時代の煉瓦積みがそのまま残っていた。あれは忘れがたい空間だった。明治時代に都市インフラを築いた工人たちの技術力の高さを実感したのは、それからだった。

今回もまた、この第一トンネルの中で、その高度な技術的所産、第一竪坑との決定的な出会いをはたすことになる。


第3回フィールドワークと撮影:3月16日(火) 通水

停水と同じ配備で、疏水にふたたび琵琶湖からの水が流れるのを撮影。


琵琶湖疏水:第一竪坑(1)
琵琶湖疏水 Lake Biwa Canal top




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by aKCUA-Cafe | 2010-09-11 10:40 | 琵琶湖疏水 Biwako Canal


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