構造体(1):スケールのスタディ study of scale

6月29日の資材搬出のまえに、スケールのあたりをつける。
第一竪坑の平面をモデルにすると決めたが、竹と土で実際にどのくらいのスケールのものができるか、またどのくらいの大きさが現場に適合するか、からだで確認する。
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6月27日(日)、屋根と壁高のスタディ。
場所は、竹を運び込んだ6月半ばから、ほとんど個人アトリエと化した芸大音楽棟裏の野外ステージ。

平面は、第一竪坑の断面320x270cmを1.5倍にした480x405cmに決定。
問題は壁高だ。
2tトラックで運ぶことのできた最長の竹は約6m。それでアーチをつくると、屋根のヴォールトの高さがおおよそ1.4mと出る。
制作スタッフに申し出てくれた一回生の南君と寺本さんに手伝ってもらって柱=壁の高さを検討する。
270cmと300cmでずいぶん迷った。
270cmだと、通常の民家やビルの天井より少し高いが、まだなじんだ感覚がある。
300cmまであげると、通常の建築空間のスケールをはみ出て、ちょっとした威圧感がでてくる。
天井の高さが微妙に変わるだけで、空間の感覚が大きく変化する。
壁高は300cmに決定した。

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6月30日(水)、吉井工務店といっしょに美術館の前庭に防音シート用の足場を組み立てたあと、夜7時に大学の仕事場にもどって、シートに480x405cmの正楕円を描く。
もうすでに辺りは暗い。
シートはUVシート7.2mx9.0m。これを美術館にもっていって前庭の床に敷く。汚れ防止のためだが、同時に実寸大の平面図でもある。
楕円の2つの中心点を割り出し、ロープの両端をテープでそこに固定して、一人で太マジックで楕円を描く。
このところ、竹や土の運搬や加工の作業ばっかりだったので、線を描くと、からだがとても喜んだ。まだ見ぬ建物の床の広さがからだの中いっぱいに広がった。


構造体(2):基本構造 fundamental structure

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by aKCUA-Cafe | 2010-09-05 23:00 | 制作プロセス process


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