材料調達:防音シート cover for construction site (2)

6月30日(水)、美術館への資材搬入をすませた翌朝、吉井工務店の吉井会長から電話が入った。

「今、美術館の前に来てるで。これから足場を組み立てる。」
「えーっ! でも今日は都合がつかんていうてはったやないですか?」

あわてて美術館に車を飛ばす。
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着いてみると、すでに作業が始まりかけていた。
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防音シートは借りれたものの、それを風で飛ばないようにどう設置するかが問題だった。
単管で組もうと思っていたが、強風が吹けば持ちこたえられるわけはない。
前の週に吉井会長と現場の下見に来たとき、ピティ足場なら大丈夫ということになった。

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近代美術館学芸課宛のメール

2010年6月28日0:04
Re: 運搬、展示日程について

河本信治様

お世話になっています。
・・・前庭に張る例の解体工事用シートの風による倒壊の可能性の問題について、先日、協力業者の吉井工務店と現場で検討した結果、単管ではなく幅120cmの堅牢なビティ足場(枠組足場の一種)を組むことで、倒れる危険を回避できるという結論を得ました。枠組足場は、ビル建設や土木工事などの場合に使用されるものです。(私自身は「夢中です」の防音シートが鳥居の下で風で舞うのは面白いと思っているのですが(笑))

吉井工務店と私が、化粧石板に傷つけないよう、また構造の強度と入口へのアプローチを考えながら、いっしょに施工/撤去します。施工はおそらく7/3~4、撤去はアクアカフェ竣工時になるかと思います。
絵や設計図面が必要なら提出しますので、ご指示ください。

井上明彦


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足場は入口にむかってL字型プランに組むことで、さらに倒壊の心配のないものになった。
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がっしりした足場につるされたシート群は、制作現場がむき出しになるのを防ぎながら、一種のエアポケットを美術館の敷地に作り出す。
このエアポケットの中で、美術館も岡崎公園もない、文明以前の原野への帰還の夢を見たいと思う。
土と水だけの原野。
「夢中です」とは「夢の中です」とも読む。


材料調達 how to get materials top




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by aKCUA-Cafe | 2010-09-04 01:00 | 材料 materials


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