材料調達:土の救出 earth from Edo period (1)

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大藪家の解体は、2010年5月の連休明けからと決まった。
「土塀や門屋の壁の土を救いたい」との無謀なお願いに、大藪さん、解体を仕切る地元の松尾工務所の松尾さん、そして解体業者の吉井工務店の吉井会長が、快く応じてくださった。

これは通常はありえないことだ。
人件費を含む経費のうえで、解体はできるだけ速やかに行うのが通例であり、重機もない徒手空拳のわれわれが大量の土を救い出すのに、どれくらい日数がかかるかもわからない。
むちゃなお願いに応じてくださったのは、松尾さんによると、大枝でのわれわれの活動をずっと見てきたからだという。土を再生するという、結果の見えない構想に共感くださったことは、本当にありがたかった。

(じつは、大藪家の土が入手できない場合にそなえて、国交省の下で沓掛インターチェンジの土木工事を行っている業者に交渉する準備も進めていた。)

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5月10日(月)、大藪家がすでに解体用の防音シートで覆われているのに気づく。
「です。」「です。」と逆さ文字が林立する異様な風景は、不安をかきたてた。

無謀といえる大藪家の土の救出作業は、5月11日(火)午後から開始した。
土救出は、すでに屋根瓦がはずされて解体される寸前の門屋の方から行うことにした。
最初に手伝ってくれたのは、京都芸大二回生の女子学生二人、ともに日本画を学ぶ川端さんと米倉さん。
門屋の解体は、4日間だけ待ってくれた。
人手が足りないので、彼女らの姿を使って、上の呼びかけチラシを急きょ作成する。


材料調達:土の救出 earth from Edo period (2)〜大藪家・門

材料調達 how to get materials top
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by aKCUA-Cafe | 2010-09-04 10:00 | 材料 materials


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