解体 decomposion(1) 2010/8/24(Tue)
2010年8月24日(火)、アクアカフェ、解体1日目。
夜明け前に来て撮影をすませ、看板に本日のメニューを書く。
「解体」と。
素材を回収する解体/分解には、手順がある。
まず、落ちる土をきれいに回収するため、周囲や床に敷いた石やバラスをとりのぞく。
手伝ってくれるのは、近所に住む福岡直人君(6歳)。この二、三日、夕方になると弟といっしょにアクアカフェに遊びに来ていた。うれしいことに、向かいの京都市美術館でやっていたボストン美術館展より、こちらの展覧会の方がずっと面白かったと言ってくれる。
床のバラスをもう一度袋に詰め直す。
じゃれてじゃまする直人君。
直人君がおいしいかき氷屋さんがあると言って、みんなを連れていってくれた。
切り離したシートをパズルのようにつなぎあわせ、周囲に敷き詰めたあと、外側から掛矢やバールで壁をたたいて土を落とす。
面白いことに、壊していても、人からは「何をつくっているのか」と聞かれる。
飛び込みで掛矢をふるうのは、たまたま通りがかって飛び入り参加した東京造形大卒の小林可奈さん。
制作に時間がかかって、たった5日しかオープンできなかったのに、不思議なことに、壊すことにそれほど惜別の情はわかない。
かたちが消えて土が土に戻るだけだと思っている。
つくり方はからだに刻め込めたし、土の無限の再生力が肌で分ってきているからだろう。
本日1日で、床シートの再構成、室内のバラスの袋詰めを終え、外壁と屋根の土落としを約半分ほど進めた。ふたたび土嚢につめた土は、約100袋。
⇒ 解体 decomposition(2) 2010/8/25(wed)
⇒ アクアカフェの解体 decomposition of @KCUA Café top
夜明け前に来て撮影をすませ、看板に本日のメニューを書く。
「解体」と。
まず、落ちる土をきれいに回収するため、周囲や床に敷いた石やバラスをとりのぞく。
手伝ってくれるのは、近所に住む福岡直人君(6歳)。この二、三日、夕方になると弟といっしょにアクアカフェに遊びに来ていた。うれしいことに、向かいの京都市美術館でやっていたボストン美術館展より、こちらの展覧会の方がずっと面白かったと言ってくれる。
じゃれてじゃまする直人君。
切り離したシートをパズルのようにつなぎあわせ、周囲に敷き詰めたあと、外側から掛矢やバールで壁をたたいて土を落とす。
飛び込みで掛矢をふるうのは、たまたま通りがかって飛び入り参加した東京造形大卒の小林可奈さん。
制作に時間がかかって、たった5日しかオープンできなかったのに、不思議なことに、壊すことにそれほど惜別の情はわかない。
かたちが消えて土が土に戻るだけだと思っている。
つくり方はからだに刻め込めたし、土の無限の再生力が肌で分ってきているからだろう。
本日1日で、床シートの再構成、室内のバラスの袋詰めを終え、外壁と屋根の土落としを約半分ほど進めた。ふたたび土嚢につめた土は、約100袋。
⇒ 解体 decomposition(2) 2010/8/25(wed)
⇒ アクアカフェの解体 decomposition of @KCUA Café top
by aKCUA-Cafe
| 2010-09-11 22:00
| 解体 decomposition
水のゆくえ/アクアカフェ2010ドキュメント
by イノウエアキヒコ
カテゴリ
概要 aboutコンセプト concept
場所 site
大藪家 Oyabu's house
峠の茶屋 Touge-no-chaya
土のいえ Earthen house
材料 materials
制作プロセス process
5日間カフェ 5days of café
解体 decomposition
琵琶湖疏水 Biwako Canal
テキスト text
協力者 collaborators
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